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今回の記事では、油性マジックをきれいに落とす方法を紹介します。
どの方法も、ご自宅にあるもので簡単に実践することが可能です！
是非、参考にしてください。
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目次
油性マジックの落とし方
油性マジックの落とし方を紹介していきます。
必要なアイテムは、簡単に手に入れることができるので家の中を探してなかったら今すぐ買いに行きましょう！
油性マジックを落とすことができるアイテム
- 除光液
- 高濃度洗剤
- エタノール
- クレンジングオイル
- プラスチック消しゴム
- 柑橘系の皮
どれも、ご家庭や近所の薬局などで簡単に手に入れることができますよね。
また、汚れてもよいタオルも必要なので、用意しておきましょう。
では、除光液・濃度の高い液体洗剤・エタノール・クレンジングオイル・プラスチック消しゴム・柑橘系の皮それぞれ分けて解説していきます！
除光液
マニキュアなどを落とす時に便利な除光液、実は油性マジックを落とす時にも大活躍します。
マニキュアは、有機溶剤が主な主成分です。
有機溶剤とは、油などの物質を溶かすことができる溶剤で、この有機溶剤が油性マジックの油分と溶かし落とすことが可能になります。
それでは、除光液を使った落とし方を紹介します。
【落とし方】
- 汚れてもよいタオルを油性マジックが付いた表側に置く
- 裏側から、除光液を少しずつかけて、トントンとたたく。
- もみ洗いをする通常通りに洗濯をする
ここで重要なポイントがあります。
必ずもみ洗いをしていただきたいということです。
理由は、除光液は匂いがきつく服に移ってしまう可能性があるからです。
なので、匂い移り防止のためにもみ洗いをマストで行いましょう。
濃度の高い液体洗剤
油性マジックのインクが付いた服は、普通の洗剤で洗濯してもなかなか落ちません。
多くの洗剤は、酸素系洗剤か中性洗剤です。
ですが、油性マジックは濃度の高い液体洗剤を使用して洗濯することで落とすことが可能になります。
インクが付着した部分に洗剤を直接つけて洗濯したり、洗剤を水で薄めずに一晩つけ置きをするなど工夫をしましょう。
通常の洗濯より、きれいに落とすことができますよ。
エタノール
エタノールを使用する際に、注意していただきたいのが「無水エタノール」を使用していただきたいという点です！
また、無水エタノールは色物の服に使用すると色落ちしてしまう可能性があります。
なので、最初に服の裾の部分など目立たない部分で、少量エタノールを垂らしテストしてみることをお勧めします。
服の素材によっては、すぐに色落ちしてしまう可能性があるので注意しましょう。
【落とし方】
- 汚れてもよいタオルを油性マジックが付いた表側に置く
- 裏側から、無水エタノールを少しずつかけて、トントンとたたく。
- インクが落ちるまで続ける 通常通りに選択をする
クレンジングオイル
クレンジングオイルは化粧を落とすためのものです。
乳化剤が含まれているので化粧の成分を落とす効果や油を溶かす効果があるので油性ペンの汚れも落とすことができます。
プラスチック消しゴム
あまり染み込んでいないで表面にのみ汚れが付着している場合はプラスチック消しゴムで落とすことができます。
研磨剤が含まれているので油分を落とし、削り取ります。
特にプラスチックについた油性ペンの汚れは、プラスチック消しゴムで落とすのが効果的です。
柑橘系の皮
レモンやみかんなどの柑橘系の果実の皮にはリモネンという油分を溶かすことができる成分を持っています。
しかし、リモネンは油分だけでなくプラスチックも溶かしてしまう性質があるのでこのことを理解して使用しましょう。
なぜ油性マジックは、落としにくいのか？
油性マジックは、水性ペンと比べて落ちにくいのか。
皆さんご存じでしょうか？
油性ペンのインクは、元々落ちづらい成分で作られているのです。
では、油性マジックに使われている成分を4つ紹介します。
油性マジックに使われている成分
落ちづらい成分が、下記4つになります。
- 油分
- 定着剤
- 樹脂
- 塗料
これらは、服に限らずガラスや皮膚などに付着してもなかなか落としづらい特徴がある成分です。
では、それぞれそのような特徴があるのか解説していきます。
油分
油性マジックのインクは、「着色料を溶剤で溶かす」という方法で作られています。
油性マジックの場合は、溶剤が油性なのです。
溶剤が油性なので、インクには耐水性が付きます。
また、発揮性が高くなりすぐに乾きやすいです。
一度インクが乾いたら、落ちづらく色がはっきりでるというのは油性マジックのメリットでありデメリットでもあります。
また、溶剤が油性なので染料が付着した素材に染み込みやすいという特徴もあります。
前述した通り発揮性が高く乾きやすいので、インクが染みこんでからすぐに乾くので落としづらいのは当然ですよね。
定着剤
油性ペンのインクには、定着剤が含まれています。
この定着剤こそが、油性マジックのインクが落としづらい最大の要因の1つです。
定着剤とは、インクが一度付着した際にインクが落ちないように保護する特徴ありなかなか厄介な成分ですね。
樹脂
油性マジックには、樹脂が含まれているためなかなかインクが落としづらい特徴があります。
樹脂とは、プラスチックの材料にもなる素材で、油分や定着剤をまとめるためのつなぎをして多く使用させています。
また、樹脂も油の一種なのでインクが素材に付着後にすぐに乾く特徴があります。
塗料
油性ペンにはものに着色するための着色剤という成分が含まれています。
着色剤は素材に染み込ませることで着色するという仕組みなので一度衣服などに染み込んでしまうと落とすことが困難です。
塗布放置洗浄を活用しよう！
先ほど、少し紹介しましたが洗濯をする際に塗布放置洗浄をおこなうことで通常の洗濯よりもきれいに仕上がることができます。
それでは、塗布放置洗浄のやり方を紹介します。
塗布放置洗浄のやり方
準備するもの
- 高濃度洗剤
- タオル
【落とし方】
- インクが付いた部分の下にタオルを敷く
- インクの箇所に、直接塗布する
- 12時間放置する通常通り洗濯する
これだけで、かなりきれいにインクを落とすことができます！
油性ペンが付いたときに落としやすい服の素材
服の素材によっては、インクが落としやすい素材と落としづらい素材があるのをご存じですか？
油性ペンが落ちにくい理由には着色料が使用されており、衣服などに付着した際に染み込んでしまうと落ちにくくなってしまいます。
なので塗料が染み込みにくい素材は油性ペンが付着しても落としやすくなります。
この知識があれば、油性マジックを使用する日はインクが付く可能性があるので服装を考えることができますよね。
是非、参考にしてください！
綿・コットン
普段の生活で、一番着る機会が多い綿やコットンが素材になっている服ですが、油性マジックが付着しても落ちやすい素材です。
理由は、繊維同士の隙間が多くインクが染みにくいからです。
また、綿やコットンは吸水性がありインクを落とす際のエタノールや除光液を多く吸収するので落としやすい特徴もあります。
ポリエステル
ポリエステルは、表面がツルツルしておりインクを吸収しづらい特徴があります。
よって、インクが付着しても表面だけにとどまり、エタノールや除光液がインクを落とすまでの時間がかなり短縮されることでしょう。
よって、簡単にインクを落とすことができインクが落としやすい素材として挙げることができます。
1つだけ注意点があります。
ポリエステルが素材の服は、カラフルな色が多くエタノールや除光液を使用することで色落ちをしてしまう可能性があります。
なので、使用前にはしっかりと色落ちしないかのテストを行いましょう。
人間の肌
水や石鹸だけでは落とすことができませんが、日焼け止めを使用することで簡単に落とすことができます。
しかし、強く肌を擦って落とそうとすると皮膚のトラブルが発生してしまう可能性があるので気をつけましょう。
プラスチックなど硬い石油製品
プラスチックは塗料が染み込みにくい素材です。
ですが、もし付着してしまったらエタノールを染み込ませたティッシュを数秒当ててインクを浮かせます。
スポンジで優しく擦ると落ちやすいので是非参考にしてください。
ガラス
ガラスはほとんど染み込まない素材なので油性ペンが付着しても表面のみにインクなどの汚れがついているので簡単に落とすことができます。
除光液を使って優しく拭くことで汚れを落とせます。
しかし、強くガラスを擦ってしまうとガラスの強度が落ちたり傷がついてしまうので注意して汚れを落としましょう。
油性ペンが付いたときに落としにくい服の素材
油性ペンのインクが付着した際に、落としやすい服の素材もあれば一方で落ちづらい素材もあります。
インクが落ちづらい素材は、自力でエタノールや除光液で落とすと色落ちをする可能性が大です。
また、先ほどのコットンやポリエステルの服と比べて服の単価が高い傾向があります。
油性マジックを使用する際は、特に注意したほうが良いかもしれませんね。
革
革の素材が使われている服は、インクが落ちづらい傾向にあります。
革が使用させている服の代表として、レザーが挙げられますね。
レザーは、革製品というだけあって値段が高価ではありませんか？
また、レザーの中でも本皮が使用させている場合は、自力で落とすことはほぼ不可能です。
カシミア・ウール
冬に着ることが多いニットやセーターの素材であるカシミア・ウールですが、これらは油性マジックのインクが付いたら落としづらい素材です。
理由は、繊維の密度が高いからです。
カシミア・ウールは、保温性が高く繊維の一本がとても細い特徴があります。
油性マジックのインクは、浸透性が高く繊維一本一本にしっかり染み込む特徴があるのでカシミア・ウールは相性が悪い素材ということがいえますね。
木
木製の家具やインテリアはコーティングがされていないものは染み込みやすく完全に汚れを落とすことはできません。
しかし、コーティングされている木製の家具は汚れた部分に柑橘系の果実の皮を使用して擦ると汚れが落ちることがあるので試してみてください。
床・壁紙
コーティングがされていない床・壁紙は塗料が染み込みやすく油性ペンのインクを完全に落とすことはとても難しいです。
なので気になる方は壁紙を張り替えたり、家具で隠すことをお勧めします。
油性マジックが服以外に付いた時の落とし方は？
油性マジックが服以外に付いたときの落とし方を紹介します。
今回は、皮膚・壁・プラスチックに付いた時の対処法です。
是非参考にしてください。
皮膚
油性マジックが皮膚に付着した場合は、以下の手順で落とすことができます。まず、石鹸とぬるま湯を使ってよく洗浄します。
その後、コットンにアルコールを含ませ、マジックの染料が取れるまで優しく拭き取ります。
ただし、肌が敏感な場合は、アルコールを使用せずに石鹸で繰り返し洗い、時間をかけて取り除く方法もあります。
壁
壁に油性マジックがついた場合は、以下の手順で除去します。
まず、水で薄めた中性洗剤をスポンジにつけてマジックの染料を拭き取ります。
頑固な場合は、市販のクリーナーを使っても構いませんが、壁の素材に適したものを選びましょう。
そして、最後にきれいな水で再度拭き取り、余分な洗剤を取り除きます。
プラスチック
プラスチックにマジックが付着した場合は、以下の方法で落とします。
まず、柔らかい布にアルコールを含ませ、汚れた部分を軽く拭き取ります。
ただし、プラスチックの種類によっては、アルコールが溶かすことがあるので注意が必要です。
それでも取れない場合は、石鹸を水で薄めた液を使って拭き取る方法もあります。
これらの方法を使って、油性マジックの染料を効果的に取り除くことができます。
ただし、素材や染料の種類によっては完全に落とすことが難しい場合もあるので、できるだけ早めに対処することが重要です。
また、落とす際に素材を傷つけないように注意してください。
油性ペンが落ちない場合は、宅配クリーニング依頼しよう！
ここで、1点注意していただきたいです。
それは、先ほど紹介した油性マジックが落としやすい素材だからといって自力で完璧にきれいにすることは難しいということです。
素人が、むやみに行うと色落ちなど逆効果になることがあります。
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まとめ
いかがでしたでしょうか？
油性マジックは、ご自宅にある道具で落とし方がよく分かった思います。
時間が経過するほど、落としづらくなるので早めの対処をお勧めします。
今回紹介した方法を試したけどなかなか落ちないという方は、宅配クリーニングに依頼しましょう！
宅配クリーニングついて、さらに詳しく知りたい方は下記記事をチェック！
記事の中で紹介した内容を、皆さんが実践してくれることを祈っています。